キッカー ES652レビュー

キッカーESシリーズは、同社スピーカーのエントリー・シリーズ。ES652(19,530円)は、16.5cmセパレート2ウェイシステムで、ウーファーは、仕様に明記されていないが、おそらくPPコーン。トゥイーターは2cm口径のシルクドーム型だ。



キッカーES652(19,530円)
リブ入りのエッジや、ホイール風デザインのスピーカーグリルなど、イメージはキッカーの上位モデル譲り。スピーカーグリルを見ると、バッフルをアウターパネル化して、取り付けたい気分にもなるが、市販のインナーバッフルでも取付け可能。ケンウッドの高音質スピーカーインナーブラケット(SKX-100SまたはSKX-200S)がぴったり収まる。

音は、ひとことでいうとソリッド系でドライ系。キッカーのスピーカーというと、全般的に芯のある太い中低域と、低域のレスポンスの良さが持ち味だが、その雰囲気は持っている。キレのいい中低域は、いかにもキッカーらしい。ただし、上級機のように重くて速い低音ではなく、軽快な低音だ。解像度は価格相応というレベル。特性的には、多少、高域側にピークがあるように感じるので、このあたりを取付や調整でどうコントロールするかが、うまく使いこなすコツだろう。

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