DIATONE SOUND.NAVI MZ80に高純度銅7Nハーネスをつないでみると?

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まずは確認のため、ノーマルハーネスのMZ60とMZ80を聴き比べてみると、シンバル等の響きの透明感は、MZ80のほうが一歩上手。また全体的に音のレスポンスが高まったためか、ギターを始め各楽器の音のキレが良くなり、一つ一つの音が立ってくる感じだ。またトランペット等、ホーン・セクションの音の勢いも増す。

というようにMZ80 +ノーマルハーネスの音を確認したところで、ハーネスを高純度銅7Nに交換してみる。音が厚く太くなったところはMZ60+7Nハーネス同様の傾向だが、MZ80では透明感が増したおかげか、空間の表現力がよりいっそう高まったように感じる。とくに奥行き方向の表現。音像の輪郭がはっきりくっきりするのはMZ60と同じだが、それぞれの音像の前後関係まで、はっきりと感じられるようになる。それに比べると、MZ80+ノーマルハーネスの音もMZ60+7Nハーネスの音も、やや物足りなく感じてしまう。
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微細な音の再現性も高まった。MZ80+ノーマルハーネスの時はもちろん、MZ60+7Nハーネスの時でも聴こえてこなかった細かい音が、MZ80+7Nハーネスでははっきりと聴こえてくるようになる。これは、ヴォーカルの息づかいとか、ライヴ会場の空気感とか、細かいニュアンスの再現につながっているようだ。

個人的には、高純度銅7Nハーネスに替えたことで音の変化量が最も大きく感じられたのが、MZ80+ノーマルハーネスの組み合わせ。一度、7Nハーネスの音を聴いたあとに、ノーマルハーネスに戻してみると、なんだか音が薄くなった感じだし音場も平面的に感じてしまう。もちろん、MZ80+ノーマルハーネスでも、相当に実力は高いのだが、それが色あせてしまうほど変化量は大きいのには、正直驚き。より良い音を求める人なら、ぜひとも替えるべきだ。

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