DIATONE SOUND.NAVI MZ90(スタンダード)に
高純度銅7Nハーネスをつないでみると?

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高純度銅7Nハーネスが標準で付属しているのは、最新のDIATONE SOUND.NAVI MZ90シリーズの中でも、上位モデルのPREMIだけ。通常のMZ90(スタンダード・モデル)の付属ハーネスは、ノーマルだ。したがって、高純度銅7Nハーネスに入れ替えて、高音質化を図るという余地が残されている。そこで、どれだけ高音質化できるのかを確かめるために、MZ90(スタンダード・モデル)にも7Nハーネスをつないで音を確かめてみた。

まずは、ノーマルハーネス時のMZ90のインプレッション。MZ90は回路から見直し、 聴感上のS/Nの向上を図っているため、ノーマルハーネスでもMZ60はもとよりMZ80よりも大幅に音質が向上しているのがわかる。とくに音の解像度と、それに伴う奥行き感の表現力。耳には聴こえないほどの微細なノイズ成分が減ったことで、それまではノイズに埋もれて聴こえにくかった音が浮き出てきて、はっきりと聴こえるようになる。この解像度の高さはMZ80+7Nハーネスと同等かそれ以上。MZ90はスタンダードモデルでも相当な優れものだ。

それに高純度銅7Nケーブルを接続してみる。と、ボリュームは変えていないのに、なぜか、同じ曲を聴いても音量が大きくなったように感じる。音が太く厚くなり、勢いが増したのと関係あるのかもしれない。かといって、全体的に音が大きくやかましくなったわけではなく、弱い音は弱いなりにはっきり聴こえるものだから、音の強弱の差が大きくなる。それにともなって、音楽の抑揚表現がより高まっり、音楽がさらに生き生きと聴こえてくる感じだ。

聴感上のレンジ感も向上。低域は引き締まりながらも重みをともなって、より低い帯域まで音階がはっきりするし、中高域は鮮度感が上がって音が瑞々しい。音の変化量としては、MZ80のノーマルハーネスを高純度銅7Nハーネスに替えたときほどのインパクトはないが、それでも音が大幅に向上したのは確認できた。

PREMIモデルは、この音が標準なわけだが、スタンダードのMZ90でも調整のきめ細かさを除けば、PREMIモデルと同等のサウンドクオリティが手に入るわけだ。

・CLUB DIATONE